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ウサギの豆知識

ウサギは下痢や食欲不振など病気になってからでは大変なので、
病気の予防や健康管理がとても大切です。




Vol.1 ウサギの食事
ラビットフード中心の食事をいろいろな野菜や、必要な栄養素をバランスよく与えましょう。
といってもなかなか難しいものです。その時冷蔵庫にあまっている野菜ばかりあげていては栄養が偏ってしまいがちです。
ウサギの体のことや、飼い主の手間を考えると、やはりラビットフード中心の食事をおすすめします。ここでいうラビットフードというのは、カリカリとした固形の配合フードのことで、ほとんどのメーカーのものが暗緑色または灰色をしています。
原料は牧草やアルファルファ(マメ科の牧草)などが主です。できればウサギの体のことを考えながらフードを研究して、商品化している、しっかりとしたメーカーの物をおすすめします。

牧草は24時間、いつでも食べられるように
ウサギは、タンパク質含有量の多いおいしそうな食べ物だけを食べていると、おなかの調子を悪くします。粗飼料と呼ばれる、人間から見ると、とてもおいしくなさそうな、パサパサのわらや、牧草などがある程度、お腹に必要なのです。
これらは簡単に消化されずに、腸をよく動かす刺激となり、腸内のpHを一定に整え、腸内の善玉菌をより元気に働かせます。 腸がよく動き、腸内の善玉菌がよく働いていて、ウサギのおなかは元気でいることができます。毎日少しずつのヨーグルトもお薦めです。

変化の大きい食生活はだめ
うさぎは食事に限らず、いつも「同じ」が大好きです。
大きい変化があるととても緊張したり、ストレスを感じます。 食事に関しても、同じことがいえます。ふだん食べたことのないものを 急にたくさんあげたり、変わったものをあげてみたり、そうするとおなかの調子を 壊してしまいます。ラビットフード中心で、いつもと同じぐらいの野菜の量が一番良いでしょう。 野草などをあげるときは、少しずつにするなど大きい変化に気をつけましょう。

Vol.2 ウサギの温度管理
日本は夏暑く、冬は寒い、兎も人間も暑かったり寒かったり大変です。人間は暑つければ暑くないように、寒ければ寒くないように自分でなんとかすることができますが、飼われているウサギは、そういうわけにはいきません。季節に合わせて飼い主は兎が快適に過ごせるように考えてあげなくてはなりません。

どちらかというと暖かい毛皮を着ているウサギは、寒さには強いといえます。北海道の富良野のウサギ小屋の温度は、夜−30度にまでなりますが、ウサギは平気です。もちろん敷きわらがたくさん入っていることや、大人のうさぎであること、少しずつ慣れているということがあってのことです。 小さいウサギや隙間風があるところにいるウサギ、突然、温度が下がることなど 条件が悪ければ、寒さに耐えられません。

特に気をつけたいのは温度変化です。昼間はストーブを炊いていて、ある程度暖かくても、夜ストーブを消してしまうとかなり冷え込んでしまいます。このように昼と夜の温度差が激しいとウサギは体調を崩してしまいます。
暑さはウサギにとってかなり苦しいものです。

体つきのしっかりした、大人のウサギも直射日光の当たるところや、締め切った暑い部屋では、日射病や熱射病になってしまいます。もちろん気がつくのが遅いと、死んでしまうこともあるので、とても注意が必要です。30℃を超える日は、対策を取らずに部屋に閉じ込めておくことはできません。
特に暑い日の車の中にちょっとお留守番してもらうことはとても危険です。子ウサギは5分とたたないうちに、しんでしまうこともあります。十分に気をつけましょう。

Vol.3 ウサギの食欲がなくなるとき
ウサギの調子が悪くなってきたときの第一の指標は食欲です。 食欲がなくなってくると、どこか悪いのではないかと疑ってみる必要があります。

まずは元気があるのかないのか?

【食欲はないけれども元気はある】
・ 不正咬合など、からだは、しんどくないけれども歯がずれていて食べられない時。
・ ちょっとしんどいけれどもまだ元気があるふりができる時。
・ ちょっとしんどいけれどもまだ元気があるふりができる時。
・ エサが変わったので食べたくない時。
・ その他

【食欲もなく元気もない】

・ しんどい時、病気の時。
・ どこかがとても痛いとき。
・ ものすごくショックなことや気に入らないことがあったとき。
・ その他

<試してみること>
・ 軟らかいものなら食べるとき…・・不正咬合など
・ 好きなものは食べるとき…・気分的なもの?

<考えてみること>
・ 他に症状はないか?
・ 餌に変なにおいがついたりしていないか?
・ 部屋の模様替えなどうさぎの気に入らないことは?
・ 知らない人に遊ばれたなど
・ 急に暑くなった。
・ なかには天気の良い日に食欲がなくなるうさぎさんがいます。
それは…… 天気が良い→布団を干す→夕方になる→バンバンと布団を叩く→ウサギがびっくりする →食欲がなくなる。こんなうさぎさんもいます。

少しでも病気の可能性があると思ったときは動物病院に相談してみましょう。

Vol.4 ウサギの食欲が無くなったとき対策
ウサギの食欲がなくなったとき、原因をいろいろと考えた上で、 まず動物病院に相談することは大切です。 前回述べたように、
*病気の時
*歯が伸びて食べれないとき
*気分的な問題のとき
など、ウサギが食べない原因はさまざまです。

原因は何であれウサギが2、3日ご飯を食べない、水をのまないということになると、それだけで体調を崩してしまいます。例えば初めはちょっと嫌なことがあってご飯を食べなかったとしても、何日か食べないと本当にご飯が食べられないぐらい体調が崩れます。

毛球症など、病気の時はその状態に応じて獣医師の判断が必要ですが、それ以外の場合は強制給餌によって体の状態を維持しなければなりません。
ウサギはいつもおなかの中に食べ物があって当然な動物なのです。

ここで、強制給餌方法をお教えしましょう。
1.準備
【食べさせるもの】
・ ラビットフード
・ ヨーグルト
・牧草
・野菜ジュース
ヨーグルトの中にラビットフードとミキサーで 粉にした牧草を入れふやかします。
ラビットフードによっては十分でふやけるものや 一時間ぐらいかかるものがあります。 野菜ジュースを少しずつたしながら、 焼く前のてごねハンバーグの堅さにします。

2.食べさせる
【食べさせかた】
・ スプーンで口の前に持っていく
・ 口の部分に穴を開けた注射ポンプなどで口の中に押し込む。
自分から食べない場合は上のように、ポンプで押し込むことも必要です。 ポンプの先で上唇を持ち上げ、前歯と奥歯の間に押し込み、奥に向かってフードを押し出します。

希望者には、図入りの食べさせ方と、 注射ポンプ改造の給餌機2つを送ります。
あなたの住所とお名前を書いた返信用封筒<定型>と五百円分切手 を同封の上、下記までお送り下さい。
〒554-0002 大阪市大正区三軒家1-12-19
高嶺一司 『ウサギの給餌器』係まで

Vol.5 ウサギの毛球症について
毛球症はウサギが自分の毛を食べたり、毛づくろいをして、 毛を飲み込んだりしたものが、胃の中で固まり、 食欲低下や元気がなくなるなどの症状を起こす病気です。

胃の出口や腸で完全に詰まってしまった場合は、1日様子を見ている間に死んでしまうこともあります。

飼い主さんから見て、まず、気がつく症状としては、食欲低下、元気なくなる、時に下痢おなかが張っているなどです。ウサギはまず吐くことはありません。長い毛のウサギでよく毛づくろいしたり、毛を食べるくせのある子に起こりやすい病気です。 短い毛の子はまずなりません。

病院では、おなかを触ったり、レントゲンを撮ったりして診断します。 治療法は手術で毛球を取り出す方法と手術をしない方法があります。 そのときの状況によって選びますが、手術後みんなが順調に回復するとはいえません。 手術をしない方法は、パイナップルジュースを飲ませて胃をマッサージして 毛球をほぐす方法やラキサトーンという滑りを良くする薬を飲ませるなどして、 少しずつ毛球を排せつさせることをします。日数がかかるため、 点滴をしたり強制給餌をして体力を維持します。 手術をする場合も手術しない場合もどちらもみんなが確実に治るということはいえません。

そこでお薦めするのが予防です。
【パイナップルジュース】
丸ごとひとつを買ってきて、皮と芯を取り、1回分ずつをラップに包んで、いつでも絞れるようにして冷凍しておきます。中型のウサギさんで1回5ccを週に2回ほど飲ませます。 毛の長いウサギさんや毛をよく食べる性格のウサギさんは、1日置きに飲ませます。おなかの状態を見て量を加減します。パイナップルの中にはブロメラインというタンパク質を分解する酵素があり、毛球をほぐします。
【ラキサトーン】
動物病院で売っています。毛玉の滑りを良くして排せつさせる薬です。
【粗飼料】
わら、牧草など、租飼料を食べることで胃が良く動きます。また、押し出す作用があります。
【ブラッシング】
抜け毛を取り去ります。
【暇つぶし】
遊ぶおもちゃや、牧草を入れて、暇をなくし、毛づくろいをする時間を減らします。

Vol.6 ウサギの抱き方について
ウサギは抱かれることが嫌いです。
もちろん中には抱いてほしくて自分から抱いてもらおうとするウサギもいますが… ウサギがいくら抱かれることがきらいであっても、飼い主にしてみれば、自分のかわいいうさぎとスキンシップをとり、 たまには抱っこしてみたいと思うことは当然でしょう。
【抱っこできるようになる近道は】
「小さいときから抱っこに慣れさせる、抱っこがこわいものとおもわせないことです。」慣れさせるといっても、いやいや回数だけ多く抱いていればよいというものでもなく、なかなかむずかしいところです。
また抱き方が不安定であったり、痛い思いや怖い思いをすると、抱っこが痛かったり怖いものだと思い込んでしまいます。慣れさせることも、怖い思いをさせないことも 要は、うさぎの身になって、うさぎがどう感じるか、考えてあげることです。

どうしても抱っこの嫌いなウサギさんは普段は抱っこをせず、自由にさせてあげな いとしかたがないのですが、飼い主さんは、何かのときに安全に自分のうさぎさんぐらいは抱けるようにしておかなくてはいけません。

ここでは、いざというときに、安全に抱く抱き方を紹介します。
【1】肩の少し後ろの、背中の部分のたるむところを、大きくつかんで持ち上げます。
<注意>つまんだり、爪を立てないようにします。うさぎは痛くありません。
【2】もう片方の手でうさぎのお尻を支え、すばやく落ち着いて、うさぎの足の裏が飼い主さんのおなかにつくように、むかいあって抱きます。肩の手は離さず、ぴったりと自分の体に引っ付けます。
<注意>
持ち上げたときに、足を振るなど暴れるうさぎがいます。暴れる前に抱いてしまうか、暴れているときは、無理に体に押付けたりせず、落ち着いたタイミングをみはからって、抱くようにします。 怖がったりせず、うさぎの体を気づかいながら少しずつ慣れましょう。

Vol.7 病院のかかり方
ウサギをしっかり診てもらえる病院はかなり少ないかもしれません。私自身ウサギを 完壁に治療できるかと聞かれれば、頑張りますとはいえてもハイとは言えません。最近病院に通ってもなかなか治らない、とんでもないことをされたという、相談をよく受けます。

すべて病院側が悪いわけではないのですが、あまりウサギについて勉強したり、興味を持っていないのに適当に治療している病院もかなりあります。ウサギはウサギだから食欲がなくなったり飼い方ひとつ変えるだけでよくなる病気もあります。ウサギを知っていれば治る病気です。まったくウサギに興味のない獣医さんの治療はいくら良い獣医でも限界があります。

どんな病院に行ったらいいのか?もちろん常識的に良い病院悪い病院がありますが、ウサギに関しては、まずウサギに興味のある獣医さんに診てもらう、これが第一という気がします。

Vol.8 ウサギの爪切り
ウサギは、手や足を持たれることを嫌がります。まして、爪を切ろうと、手足をしっかり持って、毛をかき分けて、爪を出し、じっくり切る位置を見定めて、爪切りを当てて、なんて考えただけでもとってもムリ。でも自分ちのウサギさんの爪切りぐらい、病院にいかずに家でしたいものです。
まず、一人では無理。よっぽど、飼い主さんが爪きり上手か、ウサギがのんびり屋であれば別ですが・・・。

簡単な方法はまず、1人がウサギを滑らないじゅうたんの上などで、床に軽く押さえておき、もう一人が手や足をそっと、でもしっかり持って爪を切ります。 おさえる人は、ウサギが後ずさりしないように、おしりを持つことと、胸が床につくよう肩のあたりを押さえることがポイント。
もう一つなれると簡単な方法は1人の人が正座をして 左右の足の谷間にウサギを仰向けに寝かせて、もう1人の人が手足を持って爪を切る方法です。 仰向けに寝かせる時は、ウサギが不安になったり、 痛い持ち方をしないことと、ウサギの動きが止まって落ち着いた状態で ゆっくり太股の上にねかせていくことがコツ。 仰向けに寝かせるこ方法は、ウサギを簡単にだっこできて ウサギの動きや、おとなしくなだめる方法が身に付いている人は 試してみると良いと思います。 でも自信のない人は、けがの原因となるのでやめておきましょう。

Vol.9 ウサギの目から涙や目やにが出る病気
目やには、なにかでこすったり、ひっかいたりしたときに、目に傷がついたり、細菌感染が起こるために出てきます。すぐに治らないときや、とても赤くなったり腫れるなどしたときは、病院で診てもらいましょう。
簡単なものは抗生剤の目薬で治ってしまいます。
まだ幼いウサギや体調の悪いときに、 パスツレラなどの菌による、結膜炎がおこると、抗生剤の目薬をさしても、なかなか治らないこともあります。 涙がたくさん出て、眼の周りの毛がぬれるのは、鼻涙管がつまるからです。鼻涙管は目から鼻の方に涙が流れていく管のことです。ほとんどの場合、結膜炎など、目で細菌が増え、その細菌が流れて行って炎症を起こすために鼻涙管がつまります。

抗生剤の目薬や、飲み薬などで、すぐ良くなることもありますが、やっかいなこともあります。

涙がたくさん出るおかげで目の周りの皮膚に炎症が起こることがあります。目の治療が遅れると目の周りの毛は抜け、真っ赤にただれることもあるので早めに病院にことをおすすめします。また、目やには、歯の根元の炎症など眼の奥の原因から出ていることもあります。